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 大島紬について
 
大島紬は人を魅せてやまない魅力があります
30以上もの工程を経て一反織られるのに半年もしくは半年以上はかかる非常に複雑で手間のかかった紬だからです
軽く しなやかで 着くずれがしにくく しわになりにくいなどの特徴もあります
そして何より素晴らしいのが 絣模様と 色ですこちらに関しては後程詳しくお伝えします
 
 本場大島紬とは、名瀬市を中心とする奄美産地と鹿児島市を中心とする鹿児島産地に大別され、
鹿児島県が誇る伝統的先染絹織物であり、唯一の特産品です。
その特徴は、伝統的技法である精巧で緻密な絣で表現される絣加工技術と、古代染色「泥染染色」により、
図案調整から始まり、糸繰り・整経・糊張り・織り締め・染色・製織等、大きく分けても
30数工程と気の遠くなるような複雑な工程を経て、しかもそのほとんどが手作業により作りあげられた織物です。
 
世間一般で大島紬といわれているものには色々な工程がありますので簡単に表にしました
 
 
※表記について
経緯絣(たてよこかすり)、緯絣(よこかすり)

糸に関する表記では、読みやすいようにカタカナ表記としています。
   経糸 → タテ糸   緯糸 → ヨコ糸

 
 証紙について
 
鹿児島産「本場大島紬」の場合
登録商標=旗印(発行元 :本場大島紬協同組合)
 
 手織り
経緯絣 : ブルーの旗印 + 鹿児島県本場大島紬協同組合連合会発行の伝統工芸品マーク
緯絣 : ブルーの旗印「織絣」捺印 + 鹿児島県本場大島紬協同組合連合会発行の伝統工芸品マーク
 
 
 
 機械織り
緯絣 : ブルーの旗印「織絣」捺印 + 鹿児島県絹織物工業組合発行の伝統工芸品マーク
縞大島 : オレンジの旗印 + 金色の「正絹シール」
*縞大島には手織りのものも存在しますが、機械織り縞大島と同じものが貼られます。
 
 
 染め証紙
古代染色純泥染の場合:泥染めの基準に合格したものに貼られます。
藍泥染め、一部に化学染料が用いられている色泥染めの場合も、泥染めとしてこの証紙が貼られます。詳しくは「染め方の種類」をご覧ください。
 
 
奄美大島産「本場奄美大島紬」の場合
登録商標=地球印(発行元:本場奄美大島紬協同組合) 
 
 
 大島紬生産工程について
 
大島紬は、気の遠くなるような数々の工程を経て、何人もの職人さんが想いを込めて製作するので、
出来上がるまでに半年から1年以上かかります。
 
☆泥染め大島紬には何度も何度も繰り返し職人が作業をして作り上げていくのです
気の遠くなる作業を経て染められた大島を次は織っていきます
☆織の工程でも根気のいる作業です
高機による手織りで一糸一糸丁寧に織り上げていきますそして
7センチ織っては経糸を緩め針で絣を合わせていきます
一反織るのに一か月半から数か月かかるとも言われています
 
工程の代表的なものを取り上げました
 
/洌得什 ∋綏り、製経 8卍イ
デザインされた原図を方眼紙に描き写して、種別、糸の密度などに合わせて、図案を作る作業です。 図案に基づき、専用の台で必要な長さと本数の絹糸を揃える作業です。 揃えた絹糸がバラバラにならないよう「イギス」という海藻を鍋で煮て溶いた糊をつけ棹に張り、天日で充分に乾燥させ固める作業です。
つ加工(絣締め) ゥ董璽遡收め εダめ
締機(しめばた)を使って、複雑で細かな絣模様を作る大島紬独特の作業です。図案に合わせて絹糸の絣部分を防染するために、木綿糸で織り締めて絣筵を作ります。 テーチ木(和名:車輪梅)をチップにして釜で煎じた液で絹糸を染める作業です。何度も液を替え、繰り返し揉みこみ染色すると、絹糸が赤茶色に染まります。 テーチ木染めした絹糸を泥田で染める作業です。泥に含まれる鉄分とテーチ木のタンニンが反応し、絹糸が赤茶色からだんだん黒く変わっていきます。テーチ木染めと泥染めを交互に何度も繰り返し、決して化学染料では合成しえない、独特な深みのある黒褐色に染め上げます。
Р叩々 ╂宗/ 検 査
織る人へ絹糸を渡す前に最終的な糸の整理や準備をする作業です。染めた絣筵の木綿糸を全て取り除き、1本1本の糸の状態にし、図案のとおりに並べます。絣模様に色を付ける場合、図案に合わせて色を挿していきます。 管に巻き取った緯糸を杼に通して、高機で織り上げる作業です。約7センチ織るごとに、経絣糸をゆるめ、針で経絣糸を1本1本調整し、経緯の絣を正確に合わせていきます。 織り上げられた本場奄美大島紬を本場奄美大島紬協同組合で検査する作業です。検査員が、長さ・織り幅・絣不揃い・色ムラ・織りキズ・量目不足など、24項目に及ぶ厳重なチェックを行い、合格不合格を決定します。
 
い猟加工「絣締め」という工程は、本場大島紬にしかない工程です。
「しめばた」と呼ばれる締め機で、模様になる部分(染めない部分)の絹糸を、綿の糸を用いて締める(防染する)ことで、絣糸を作り出します。
絣糸を作る工程(締め機による織り込み)と、反物を作る工程(絣合わせしながら織り機で織る)
二つの工程があるため「大島紬は2度、織られる」といわれています。
 
 歴史・産地について
 
【産地】
奄美大島、鹿児島県、宮崎県都城
 
[村山大島について】
村山大島は東京都武蔵村山市で織られている紬です、本場大島紬とは別の工程で作られています。
柄や色合いが似ていますが、本場大島紬と村山大島紬は全く違うものです
 
【歴史】
明治になって、大島紬も生産、販売等が自由になり、従来の自家用、
または上納品から、商品として生産され市場が拡大しました。大島紬は
、家内工業から発展した伝統工芸品ではありましたが、それぞれの工程が分業、専業化され、
工場生産という形態となりました。特に、絣締め機が明治の後期に開発されたことにより、
より精密な絣織物となり、また製織部門でも地機から高機へと変わり生産面でも一段と能率向上が図られました。
明治時代が本場大島紬の技術革新の時代であり、それ以降、大正、昭和初期まで順調に発展し、
鹿児島県の唯一の地場産業としての地位を確保し、全国的にも高級先染め絹絣織物として名声を博しました。
 
 手織り・機械織りについて
 
大島紬には[先染めの・手織り][後染め・機械織り]など色々な大島紬があります
 
機械織り
手織り
 
手織りと機械織りの違いは、機械織りは手織りに比べ打ち込みがきつく糸の密度が高いため、手織り
独特の風合いがなく思い印象がありますが
ただ、機械織りが悪いというわけでもなく
泥染めが施された機械織りは手織りのような柔らかさがあります
 
 
 手織りの種類と絣について
 
手織りの本場大島紬の特徴は非常に細かい絣だけで模様が表現され、経糸と緯糸を交互に織って平織り
という織り方で織られているので
表と裏が同じ模様になっておりどちらでもお仕立てが可能でございます
 
十字絣(一元式)
T字絣(片ス式)
 
 十字絣について
一元と呼ばれる技法で7マルキが限界等いわれている高度な技術です
同じマルキ数なら片ス式よりも模様が細かく立体感があるように見られます
こちらの技法は近年では有能な職人さんが減ってきて貴重になってきております
 
 T字絣について
現代の種類位の織りとなります
絣はT字のように見えます
 
 割り込み式
現代ではほとんど見ることがない難しい技法です
熟練の織り手でも織れる人が限られています
絣の見え方はT字と十字絣が重なったように立体感のある絣にみえます
 
経緯絣
緯絣
 
 経緯絣について
タテ糸とヨコ糸4種類の糸を用いて織られます
模様の設計図に基づいて複数色に染められたタテ糸絣糸とヨコ糸絣糸を正確に絣袷せながら織ることで表現されています
 
 緯絣について
一般的にヨコソと呼ばれています
緯糸だけで模様を織り出しているのでデザインの自由度が高く様々な柄を折ることが出来ます
 
 総絣について
大島はマルキによって決まると思っている方もみえますが
マルキ数ではありません
十字絣の(一元)7マルキはT字絣(片ス)の同マルキよりも高度な技術となり十字絣では7マルキが限界といわれています
 
一般的な大島
総絣大島
 
 総絣の特徴について
大島では、経(たて)の絣糸(模様入り糸)と緯(よこ)の絣糸(模様入り糸)とを合わせることにより、柄を表現しています。
一般の大島では、経糸の大半は単色で染められた地糸で、そこに模様入りの絣糸が飛び飛びに混ざっています。よって上の左図のように、絣は縦と横の絣糸が交わる箇所だけで生じ、飛びとびになるわけです。
一方総絣の大島とは文字通り、経糸の全てが絣糸になります。よって全ての糸によって柄が表現されるわけで、その分連続的な表現、グラデーションのかかった表現が可能となり、奥行き感のある柄ゆきを実現できます
もちろんその美しさの分、通常絣糸だけで絣あわせを気にすればよいところを、全ての糸に関して絣があっているか気にしなければならず、その手間は比ではありません。
こうして考えると、機械織りの12マルキと、手織りの7マルキの総絣では7マルキの総絣のほうが手間がかかり希少であります
 
 染め方の種類について
 
泥染大島の黒には、何度も何度も繰り返し作業を行う職人さんの技術と技のたまものです
大島のなんとも言えないしっとりとした黒が大好き!という方はたくさんいらっしゃいます。
この黒は、テーチ木と呼ばれる木のタンニンと泥の鉄分が化合して出来上る「黒」なんです。
テーチ木染めを20回、泥染めを1回これを3セット繰り返すという、気が遠くなるような作業なのです。
テーチ木は潮風に吹きさらされた方がタンニンを多く含むと言われており、また、蘇鉄が自性している土質は鉄分を多く含むと言われています。
そして鉄分の効果もあり3代楽しむことができるとい丈夫で長持ちで軽くてしなやかなのです
 
 大島には
泥染め大島と 化学染料の色大島・白大島や後染めの染め大島紬があります
証紙がついた泥染め大島にも色大島や白大島がありますが
こちらは模様部分には化学染料を使った絣糸を使ったりとの特徴があります
 
 ★天然染め
 
【泥染めについて】
テーチ木(車輪梅の木)で染色した後、泥田につけ込み全体に泥がなじむように染めていきます。
テーチ木染め約20回に泥染め1回を1工程とし、それを4回(合計80回前後)繰り返します。
この工程を経るうち、泥の中の鉄分とテーチ木のタンニン酸が化合して黒へと変化し、しっとりした深みのある光沢が出てきます。
また、泥染めの工程を経るうち絹糸はしなやかさを増し、織りの着物の中では格別の柔らかい着心地が楽しめます。
上記の方法で染められたものには「古代染色・純泥染」の証紙がついてます
 
【泥藍染め】
植物藍で染めた後、泥染め。地色は泥染め特有の渋い黒地、模様の部分は藍色になります。
上記の方法で染められたものには「古代染色・純泥染」の証紙がついてます
 
【色泥染め】
地糸は泥染め、模様部分には泥染めと化学染料染めで染め分けられた絣糸を用います。
化学染料が規定内の場合は、泥染めとして「古代染色・純泥染」の証紙がついてます
 
【白泥染め】
白泥染めは絣糸も地糸も泥染め、絣模様の部分のみが化学染料染めです。
白泥は薩摩焼の白薩摩という磁器で使用される粒子の細かな土で揉みこむことで、大島紬の特徴である風合いを出しています。
白泥大島は、生産している各機屋さんの自社基準で染められていて、各機屋オリジナルの白泥染め証紙が貼られています。
 
【草木染め】
テーチ木や藍以外の草や木などの天然染料で染めます。
元々は奄美に自生するマングローブや櫨(はぜ)、小鮒草(コブナグサ)、梔(クチナシ)、福木(フクギ)、鬱金(ウコン)、ヒルギ、ホルトの木、サトイモガラなどで染められてきました。
その他、椎(シイ)、樟(クス)、タブの木、やまもも、矢車(やぐるま)、梅なども使用されています。
「古代染色・純植物染め」の証紙+植物名を記載
 
【正藍染め】
植物藍だけで染めたものをいいます。
正藍染めの本場大島紬は、「古代染色純植物染め」の証紙がついてます
 
 ★化学染料
化学染料(合成染料)は微妙な色出しを自由にし、色落ちしにくいというメリットがあります。
 
【白大島】
地糸は白のままで、化学染料で染めた絣糸を用いて模様を織り出します。
 
【色大島】
多色づかいのもの、濃い色、中間色、淡い色づかいのものなど、さまざまな色彩が楽しめます。
 
 ★染め大島(後染め)
天然染料もしくは化学染料を用いて、大島紬の反物を友禅染めなどの手法で後染めしたものです。
大島紬の訪問着や付下げは、大半が染め大島です。*
縞大島の無地柄の反物を生地として使用し、友禅などの手法を用いて柄を後染めしたものをいいます。
織りと染めのコラボレーションが楽しめ、染め大島の訪問着や付下げは、パーティーや二次会などにも着られます。
ほかに、スワトウ刺繍を施したもの、絞りを施したものもあります。
 
泥染め
色大島
白大島
 
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